おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第3章:issanのさすらい日記!?

goo blog より引っ越して来ました。岡山がスポーツで盛り上がり、それが地域活性化のきっかけとなれるように岡山を応援し続けたいと思います。ファジアーノ岡山の記事をメインに岡山の様々なスポーツシーンに言及したいと思っています。よろしくお願い申し上げます。

今季最終節のJ2劇場・・水戸ホーリーホック涙のJ2優勝とJ1初昇格。そして、ベガルタ仙台はプレーオフ進出ならず! 更に、カターレ富山の残留は「史上最大の奇跡」か?

2025シーズンJ2リーグの最終節が本日行われ、J1自動昇格の2チームとJ1昇格プレーオフ進出の4チームが決まりました。加えて、来季J3に降格する3チームも決定し、各地で悲喜こもごものドラマが繰り広げられました。

本日の10試合の結果です。

札幌 3-0 愛媛

仙台 0-1 いわき

山形 2-1 藤枝

水戸 2-0 大分

千葉 5-0 今治

富山 4-1 秋田

山口 3-2 大宮

徳島 1‐1 長崎

鳥栖 1‐2 磐田

熊本 0-0 甲府

この結果を受けて今季のJ2リーグは全日程を終えました。最終順位です。

news.yahoo.co.jp

水戸ホーリーホック、26年の苦難の末の涙のJ1昇格】

水戸ホーリーホックがJ2在籍26年という歴史を背負ってJ1に初昇格を決めました。これまでの最遅記録は16年で昇格したファジアーノ岡山でしたから、僅か1年後にその記録を大幅に更新されてしまいました。それはそれで、素晴らしいことなのでもろ手を挙げておめでとうと言いたいと思います。ファジの時も言われましたが、財政基盤の脆弱な地方クラブがJ1昇格を果たし、そしてJ1の舞台で躍動する姿を見せられることこそが、J2,J3にいる各クラブの勇気と励みになるものと思います。

2位での自動昇格を決めたのはV・ファーレン長崎で8年ぶり2度目のJ1昇格です。奇しくも前回2017年に昇格を決めた時の高木監督が今季途中から監督復帰して2度目のJ1昇格ということで、「アジアの大砲」がまさしく昇格請負監督となりましたね。ここで、長崎関係者の皆さんには嫌な情報なので恐縮なのですが、2022年から今年まで、4シーズン続けて2位でJ1に昇格したチームは1年でJ2に降格しています。負のジンクスを打ち破れるかどうかという真価を問われる来季になりますね。

ベガルタ仙台、無念の最終節】

そして、J1昇格プレーオフに進んだクラブが、3位のジェフユナイテッド千葉、4位の徳島ヴォルティス、5位のジュビロ磐田、6位RB大宮アルディージャの4クラブです。準決勝の組合せは3位千葉と6位大宮(フクアリ)、4位徳島と5位磐田(ポカリ)の対戦となります。さて、準決勝の予想なのです。最終節「5-0」の大勝した千葉でしたが自動昇格の2枠に食い込めず3位でプレーオフに回りました。リーグ戦の戦いを見れば千葉が最有力と予想されるのが当然なのでしょう。しかし、過去のプレーオフを振り返ると、惜しくも自動昇格を逃した3位のクラブが昇格プレーオフを勝ち抜いたという記憶がほぼありません。それも、何とか6位に滑り込んだチームに準決勝で苦杯をなめる結果というのが最も多くみられるパターンです。大宮が割とプレーオフの一発勝負に強いと考えるので予断を許しません。もう一つの徳島と磐田の対戦はプレーオフに強さを発揮する徳島有利と考えます。磐田のプレーオフでの弱さを考えるとこれは動かないかと感じます。ただ、リーグ戦の戦い方とは全く違うのがプレーオフ。あっと驚く結末になることが割と多いので面白い試合が繰り広げられそうです。

この4チームの中でJ1昇格プレーオフを勝ち抜いた経験を持つのが徳島だけということが、どのような結末に結びつくのか? 目の離せないプレーオフが今年も繰り広げられそうです。1年前はファジアーノ岡山がこのヒリヒリする戦いを勝ち抜いたのですが、もうこんなに苦しい気持ちが続く戦いは中々経験できません。それだけに勝ち抜いた時の感情爆発は物凄いものがあります。さて、今年はどんなドラマが繰り広げられるのか?

それにしても、昨年ファジと昇格プレーオフ決勝を戦ったベガルタ仙台が最終節でいわきFCに敗れてプレーオフ進出を逃すという結末は予想外だっただけに、勝負の厳しさと恐ろしさを目の当たりにして、改めて魔境J2の沼の底なしぶりを感じずにいられません。

 

カターレ富山、史上最大の奇跡の残留】

J2にはもう一つの奇跡のドラマがありました。

降格したのは上記の3クラブです。既に降格が決まっていた愛媛FCを除いて、カターレ富山ロアッソ熊本レノファ山口FCの3チームがたった1つのJ2残留争いを最終節まで繰り広げたのです。
富山の残留が如何に奇跡なのかを申しますと、それは最終盤の驚くべき粘りから始まりました。第35節を終えた時点で17位だったロアッソ熊本との勝点差は「8」でした。昇格争いや残留争いを見るときの一つの指針があります。それが、「残り試合数を上回る勝点差は逆転できない」というものでした。つまり、残り3試合で勝点差が「8」という時点で残留は99%不可能という状況だったのです。ところが、ここから富山は、第36節の鳥栖戦に「3-1」、第37節の甲府戦は後半アディショナルタイム5分にゴール前の大混戦を押し込む執念で「1‐0」の勝利、最終節の今日の試合は熊本が引き分けたことで、3点差以上の勝利が最低条件となっていました。もし、2点差で勝利したとしたら熊本と得失点差で並ぶものの総得点の多い熊本が残留する結果となっていました。事実、熊本は試合終盤はドローを狙って時間稼ぎ、いわゆる「鹿島る」戦術で残留を確信していたと思います。そんな状況は試合中の選手にはわからなかったのでしょうが、富山はこの試合も後半アディショナルタイム3分に高卒ルーキーの亀田歩夢の劇的ゴールで「4-1」の勝利を収め、最後の最後に得失点差で熊本を「1」上回って「史上最大の奇跡」の残留を果たしました。

カターレ富山は昨年のJ2昇格プレーオフの決勝でも後半アディショナルタイム5分に追いついた「奇跡の昇格」を成し遂げているだけに、「アディショナルタイムの魔術師」と呼んでも過言でないと思いませんか?

最終節まで魔境ぶりを存分に発揮したJ2劇場は、試合終了まで何も決まらないドラマを今季も繰り広げました。

勝負は下駄を履くまで分からない

だからこそ、スポーツには全ての人を揺り動かす感動があるのです。

このJ2最終節の熱気の冷めやらぬ内に行われる明日のJ1第37節。ファジにとっては今季のホーム最終戦。相手が「赤い悪魔」であっても、最後の1秒まで諦めない姿勢で勝利を掴み取りましょう。J1残留だけでないドラマを来季に繋げて、更に大きく花開かせる為に、明日は必ず勝ちましょう。よろしくお願い申し上げます。